俳句クイズ9

問題1 次の句の「終日」は何と読みますか?
春の海終日のたりのたりかな 

答えはこちら

ひねもす
春の海終日のたりのたりかな
(はるのうみ ひねもす のたり のたりかな)

てかぽこ

終日(ひねもす)は一日中という意味です。
穏やかできれいな春の青い海が「のたりのたり」とのんびり波をうねらせている様子が感じられますね。

問題2 「春の海終日のたりのたりかな」 この句の作者は誰でしょう?

答えはこちら

与謝蕪村(よさ ぶそん)

てかぽこ

江戸俳諧の巨匠であり、俳画の創始者です。

問題3 歳時記の中に季語としてないのはどちらでしょう?
1.夏の月 2.秋の月

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2.秋の月

てかぽこ

俳句で「月」というと「秋の月」を指します。
それ以外の月を、「春の月」「夏の月」「冬の月」と呼びます。

問題4 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
秋風や模様の□□□皿二つ   原 石鼎(はら せきてい)

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秋風や模様のちがふ皿二つ(あきかぜや もようのちがう さらふたつ)

てかぽこ

原石鼎は医師の家系にうまれましたが、親の望む医師にはならず放浪の暮らしをしていました。
両親と心の行き違う作者の寂しさの感じられる一句です。

問題5 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
梅一輪□□ほどの暖かさ 服部嵐雪(はっとり らんせつ)

答えはこちら

梅一輪一輪ほどの暖かさ (うめいちりん いちりんほどの あたたかさ)

てかぽこ

梅が一輪咲きました。冬の終わりの一番寒い時。
たった一つの梅の花ですが、一輪分の春の気配がして小さな暖かさを感じられたのですね。

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