俳句クイズ11

問題1 次の俳句の季語はどれでしょう?また、その季語のあらわす季節は?

故郷やどちらを見ても山笑ふ 正岡子規
(ふるさとや どちらをみても やまわらう)

答えはこちら

山笑ふ(やまわらう)の季語

てかぽこ

草木が芽生えた華やかな春の山を表します。
春を迎えた故郷の山は、どこを見ても笑っているようだと感じたのですね。

問題2 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
大原や蝶の出て舞ふ□□  内藤丈草
(ないとう じょうそう)

答えはこちら

大原や蝶の出て舞ふ朧月(おおはらや ちょうのでてまう おぼろづき)

てかぽこ

夜、京都の大原にぼんやりと明るい月が出ています。
それだけでも、夢のようなのに、どこからか蝶が現れて音もなく美しく舞っています。
芭蕉の弟子、内藤丈草の詠んだ美しい幻想的な世界です。

問題3 次の俳句の季語「凧」の読み方と季節を答えてください。
きのふの空のありどころ 与謝蕪村

答えはこちら

いかのぼり(凧) の季語

凧きのふの空のありどころ(いかのぼり きのうのそらの ありどころ)

てかぽこ

この句では「たこ」ではなく「いかのぼり」と読みます。関西では「いかのぼり」と呼ぶことが多かったようです。
「凧」は正月ではなく、春の季語になります。

昨日の空と同じあたりにあがっている凧を蕪村が見上げているという解釈と、何もない空を見上げているのだという2つの解釈があるようです。

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