俳句クイズ12

問題1 次の俳句の季語はどれでしょう?また、その季語のあらわす季節は?
滝落ちて群青世界とどろけり  水原秋櫻子

(たきおちて ぐんじょうせかい とどろけり みずはら しゅうおうし)

答えはこちら

季語・・・「滝」 季節・・・「夏」

てかぽこ

」は一年中存在しますが、暑さを忘れさせてくれる涼しげな眺めであることからの季語とされています。
真っ白な滝が勢いよく青葉の森の中を落ちていく。その音が轟いているのですね。

問題2 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
匙なめて童たのしも□□ 山口誓子(やまぐち せいし)

答えはこちら

匙なめて童たのしも夏氷 (さじなめて わらべたのしも なつごおり)

てかぽこ

季語は「夏氷(なつごおり)」。もちろん、夏の季語です。
暑い夏の日、一匙を惜しむように舐めてかき氷を楽しんている子どもたち。
読んでいるこちらも幸せな気持ちになる夏の風景ですね。

問題3 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
どうしようもない□□□が歩いている 種田山頭火(たねだ さんとうか)

答えはこちら

どうしようもないわたしが歩いている

てかぽこ

放浪せざるを得ない境遇だった山頭火。
この句の前書きには「昭和四年も五年もまた歩きつづけるより外なかつた。あなたこなたと九州地方を流浪したことである。」とあります。

問題4 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
木がらしや目刺にのこる□のいろ 芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)

答えはこちら

木がらしや目刺にのこるのいろ
(こがらしや めざしにのこる うみのいろ)

てかぽこ

冬の季語である「木がらし」の吹く中、数匹ずつ束ねられ天日に干されて干からびた目刺しに、生きていた時の海の色の面影を見つけたのですね。
目刺は春の季語ですが、この句の場合は「木がらし」が季語として優先され冬の句となります。

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