俳句クイズ15

問題1 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
行き行きて倒れ伏すとも□の原 河合曾良(かわいそら)

答えはこちら

行き行きて倒れ伏すともの原
(ゆきゆきて たおれふすとも はぎのはら)

てかぽこ

『奥の細道』に収められている句です。
曾良は芭蕉の細道に同行した忠実な弟子でしたが、旅の途中、加賀で腹痛を起こし、ついに芭蕉より一足先に去ることになってしまいます。
その時の悲しい心境を詠んだ句です。
「仮に途中で儚くなろうとも、萩の咲く野原で行き倒れるなら本望です」

問題2 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
約束の寒の□□を煮て下さい 川端茅舎(かわばた ぼうしゃ)

答えはこちら

約束の寒の土筆を煮て下さい
(やくそくの かんのつくしを にてください)

てかぽこ

「寒の土筆」はまだ寒い時期に生えた土筆です。
そんな土筆を見つけることは、とても難しかったでしょう。
作者はこの句を作った年の7月に亡くなっています。
この句を詠んだ時点で、既に病を患っていました。
春の象徴のような土筆。
作者の生命への望みを感じる切ない俳句です。

問題3 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
白魚やさながら動く□の色 小西来山(こにし らいざん)

答えはこちら

白魚やさながら動くの色(しらうおや さながらうごく みずのいろ)

てかぽこ

白魚が水を彩るように泳いでます。
まるで、水が意志を持って動いていようですね。

白魚は小さく半透明な魚です。水に白魚のきらきらと光る色が映っていたのですね。

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