問題1 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
行き行きて倒れ伏すとも□の原 河合曾良(かわいそら)
答えはこちら
行き行きて倒れ伏すとも萩の原
(ゆきゆきて たおれふすとも はぎのはら)
てかぽこ
『奥の細道』に収められている句です。
曾良は芭蕉の細道に同行した忠実な弟子でしたが、旅の途中、加賀で腹痛を起こし、ついに芭蕉より一足先に去ることになってしまいます。
その時の悲しい心境を詠んだ句です。
「仮に途中で儚くなろうとも、萩の咲く野原で行き倒れるなら本望です」
問題2 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
約束の寒の□□を煮て下さい 川端茅舎(かわばた ぼうしゃ)
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約束の寒の土筆を煮て下さい
(やくそくの かんのつくしを にてください)
「寒の土筆」はまだ寒い時期に生えた土筆です。
そんな土筆を見つけることは、とても難しかったでしょう。
作者はこの句を作った年の7月に亡くなっています。
この句を詠んだ時点で、既に病を患っていました。
春の象徴のような土筆。
作者の生命への望みを感じる切ない俳句です。
問題3 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
白魚やさながら動く□の色 小西来山(こにし らいざん)
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白魚やさながら動く水の色(しらうおや さながらうごく みずのいろ)
白魚が水を彩るように泳いでます。
まるで、水が意志を持って動いていようですね。
白魚は小さく半透明な魚です。水に白魚のきらきらと光る色が映っていたのですね。
俳句クイズ14
久保田万太郎、松尾芭蕉、西山泊雲、与謝蕪村
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