源氏物語クイズ9

てかぽこ

源氏物語に出てくる和歌のクイズです。
それぞれの和歌を詠んだ登場人物を答えてください。

問題1 影をのみ 御手洗川の つれなきに 身の憂きほどぞ いとど知らるる

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六条御息所

てかぽこ

お姿をちらりと見ただけで、(源氏の君の)つれなさに、かえって我が身の不幸がますます思い知らされます

光源氏は大将となって葵祭の行列に出ることに。
それを見物に行った正妻の葵の上は六条御息所と出会い、車争いになってしまいます。
負けて陰に追いやられてしまう六条御息所の牛車。
源氏は葵上の牛車には気がつきますが、六条御息所がそこにいるとは気がつきません。

問題2 とまる身も  消えしもおなじ  露の世に 心置くらむ  ほどぞはかなき

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光源氏

てかぽこ

生き残った者も死んだ者も同じ露のようにはかない世で、何かに執着することは空しいことではありませんか

葵上の亡きあと、六条御息所からのお悔やみの文への返歌です。
源氏は葵上に六条御息所の生霊がつくのをはっきりと見てしまっています。
そのことを、ほのめかしている和歌です。

問題3 かぎりあれば 薄墨衣 あさけれど 涙ぞ袖を 淵となしける
(かぎりあれば うすずみごろも あさけれど なみだぞそでを ふちとなしける)

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光源氏

てかぽこ

決まりがあるので、薄い色の喪服を着ていますが、(私の悲しみが浅いわけでは決してなく)涙で袖は淵のように深く悲しみに濡れています

葵の上を亡くした源氏の君が湧き上がる悲しみを詠んだ和歌です。

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