源氏物語クイズ10

てかぽこ

源氏物語に出てくる和歌のクイズです。
それぞれの和歌を詠んだ登場人物を答えてください。

問題1 神垣は しるしの杉も なきものを いかにまがへて 折れる榊ぞ
(かみがきは しるしのすぎも なきものを いかにまがへて おれるさかきぞ)

答えはこちら

六条御息所

てかぽこ

この神垣には人を導く目印の杉もありませんのに、どうお間違えになって榊の葉を折って、こちらまでいらっしゃたのでしょう。

六条御息所は、源氏の君への思いを断ち切り、娘の斎宮の姫と一緒に、伊勢に下向することを決めました。
別れを惜しみ、野宮(ののみや)に滞在する御息所を訪ねた源氏の君。
榊の小枝を御簾の下から差し出したところ御息所がこの歌を詠みます。

問題2 橘の 香をなつかしみ  ほととぎす 花散る里を  たづねてぞとふ

答えはこちら

光源氏

てかぽこ

昔を思い出させる橘の香を懐かしく思って、ほととぎすが花の散ったこのお邸を探してやって来ました

父、桐壺院の亡きあと、源氏の君は桐壺院の妃の一人、麗景殿女御 (れいけいでんのにょうご)のお邸(やしき)を訪ねます。

この麗景殿女御の妹が、源氏の君と関係のある花散里の姫君です。
父を亡くしつらい立場になった源氏の君にとって、変わらず昔の思い出を語り合える数少ない場所なのです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次