問題1 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
□□□□□□のしぐれてゆくか 種田山頭火
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うしろすがたのしぐれてゆくか
てかぽこ
この句は十四音の自由律俳句ですが、季語「しぐれ」が入っています。
「しぐれ」は初冬の季語。さっと降って上がる雨のことです。
背中が雨に濡れながら歩いている自分の姿を、もう一人の自分が見つめている。
作者の寂しさが感じられる一句です。
問題2 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
梅雨晴れやところどころに□の道 正岡子規
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梅雨晴れやところどころに蟻の道
(つゆばれや ところどころに ありのみち)
梅雨の季節、久しぶりに雨がやんで光がさしました。
外に出てみると、地面のあちらこちらにアリの長い行列があるよ。
作者はきっと、梅雨晴れが嬉しくて外に出てみたんですね。
何気ない日常の中にあるささやかな風景の中で、何だかわくわくする、そんな気持ちが伝わってきます。
問題3 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
□ほどな小さき人に生まれたし 夏目漱石
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菫ほどな小さき人に生まれたし(すみれほどな ちいさきひとに うまれたし)
文豪、夏目漱石が30歳の頃に詠んだ句です。
今度生まれるのなら、可憐なスミレのような小さな人に生まれたいです。
面倒な人の世を離れて、ひっそりと菫のように生きたいという気持ちのあらわれでしょうか。
俳句クイズ16
日野草城、向井去来、与謝蕪村
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