俳句クイズ18

問題1 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
分け入つても分け入つても□□山 種田山頭火

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分け入つても分け入つても青い

てかぽこ

「分け入っても」という言葉が繰り返されることで、「どこまでも続いていく青い山」の印象が強まっています。
緑が生い茂る青々とした山がずっとずっと、どこまでも続いていく。そんな風景が目に浮かぶようです。

問題2 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
ぜんまいの□□□ばかりの寂光土   川端茅舎(かわばた ぼうしゃ)

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ぜんまいののの字ばかりの寂光土 (ぜんまいの ののじばかりの じゃっこうど)

てかぽこ

寂光土は仏教の言葉です。寂光浄土ともいいます。
「浄土」は仏様の住む世界を指します。
人間が迷い苦しもうとも、季節は変わり、「の」の字をしたぜんまいがいっせいに芽吹いていく。
自然への敬意を感じる一句です。

問題3 両方に□があるなり猫の恋 小西来山(こにし らいざん)

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両方に髭(ひげ)があるなり猫の恋 (りょうほうに ひげがあるなり ねこのこい)

てかぽこ

芭蕉と同じ時期の俳人、小西来山の作品です。
恋をする猫はオスにもメスにもヒゲがあるのを面白がった句ですね。
この句には前書きがあります。「七福神の恵比須どのと大黒どのは夫婦と思いこんでいる尼さんがいた。違うと言いきかせてもきかない。恵比寿・大黒両方とも髭があるついでにふと思い出してこれを書く」
前書きも含めてかわいらしい一句です。

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