源氏物語クイズ12

てかぽこ

源氏物語の巻名の読み方を答えてください。

問題1 帚木

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ははきぎ

てかぽこ

源氏物語の第2帖の巻名です。
「帚木」とは、遠くからは良く見えるけれど、近づくとどこにあるのか分からなくなるという「不思議な木」とされ、「人の心のうつろいや迷い、不確かなもの」の例えに使われました。
この巻で、源氏の君は人妻である空蝉に「近づけば消えるという帚木のような、あなたの心も知らないで近づこうとして、道に空しく迷ってしまいました。」という意味の和歌を詠みました。
(帚木の心を知らで園原の道にあやなくまどひぬるかな)

問題2 賢木

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さかき

てかぽこ

源氏物語の第10帖の巻名です。
この巻では六条御息所が源氏の君への思いを断ち、娘とともに伊勢に向かう決心をしました。
源氏の君は別れを惜しみ、野宮(ののみや)に滞在する御息所を訪ねます。
そんな源氏の君に六条御息所は「この神垣には人を導く目印の杉もありませんのに、どうお間違えになって榊(賢木)の葉を折って、こちらまでいらっしゃたのでしょう。」と和歌を詠みます。
(神垣は しるしの杉も なきものを いかにまがへて 折れる榊ぞ)

問題3 澪標

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みおつくし

てかぽこ

源氏物語の第14帖の巻名です。
澪標は通行する船に水脈や水深を知らせるための目印です。
「身を尽くし(自分の全てを捧げること)」とかけて、恋の歌によく詠まれます。
この巻では源氏の君が、偶然自分と同じ日に住吉大社に来ていた明石の上に「この身を尽くして恋をしたしるしに、ここでも私たちはめぐり逢うことができました。縁が深いのですね」と和歌を詠んでいます。
(みをつくし 恋ふるしるしに ここまでも めぐり逢ひける えにはふかしな)

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