問題1 次の俳句の□に入る言葉は何でしょう?
水桶にうなづきあふや□□□ 与謝蕪村
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水桶にうなづきあふや瓜茄子 (みずおけに うなづきあうや うりなすび)
てかぽこ
蕪村が青飯法師(せいはんほうし)という僧と初めての対面をした時に、まるで旧知の仲のよう楽しく語りあった嬉しさを詠んだ句です。
蕪村も青飯法師も瓜(うり)のような坊主頭で、水をはった桶にぷかぷか浮かんでいる茄子(なすび)のようにうなずき合っていますという、蕪村らしいユーモラスな句です。
問題2 次の俳句の□に入る言葉は何でしょう?
うつす手に光る□や指のまた 炭太祇(たん たいぎ)
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うつす手に光る蛍や指のまた
炭太祇は江戸中期の俳人です。
つかまえた蛍を相手の掌の中に移したのでしょう。
その蛍が相手の掌の中で光り、指のまたを透かして映している様子を詠んだ句です。
相手は小さい子でしょうか。それとも好きな女性でしょうか?
問題3 次の俳句の□に入る言葉は何でしょう?
おとろへや花を折るにも□曲がる 小林一茶
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おとろへや花を折るにも口曲がる(おとろえや はなをおるにも くちまがる)
一茶55歳の時の句。
俳句では、ただ「花」といえば「桜」のことです。
桜を一枝折ろうとしたけれど、力が落ちてなかなか折れず、口をまげて、うんうんいう始末だったのでしょう。
俳句クイズ21
小林一茶,上島鬼貫,内藤丈草
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