問題1 次の俳句の□に入る言葉は何でしょう?
立春の□のふかさよ手鞠唄 石橋秀野(いしばし ひでの)
答えはこちら
立春の雪のふかさよ手鞠唄
てかぽこ
立春といいながら、まだまだ雪が残っています。
外で遊べる日を待っている子どもの手毬唄がいじらしいです。
石橋秀野は洗練された俳句を多く残した女流俳人でしたが、結核のため38歳の若さで亡くなりました。
問題2 次の俳句の□に入る言葉は何でしょう?
□□散て打かさなりぬ二三片 与謝蕪村
答えはこちら
牡丹散て打かさなりぬ二三片(ぼたんちりて うちかさなりぬ にさんぺん)
咲き誇っていた牡丹の花が散りました。
落ちた花びらの二、三片が重なっています。
まるで、絵画のような美しい俳句です。
「散て」は、蕪村自身が平仮名で書いた手紙の中で「ちりて」としています。
問題3 次の俳句の□に入る言葉は何でしょう?
ずぶぬれて□□□ 住宅顕信(すみたく けんしん)
答えはこちら
ずぶぬれて犬ころ
たった9音の自由律俳句です。
雨にずぶぬれになった子犬の姿をそのまま俳句にしています。
作者は23歳の時に急性骨髄性白血病を発病。直後に長男が産まれますが、妻の実家の希望により離婚。
ずぶぬれになった子犬に自身の悲しみを重ねたのでしょうか。
俳句クイズ23
芥川龍之介,杉山杉風,松本たかし
コメント