問題1 次の俳句の□に入る言葉は何でしょう?
朧夜や吉次(きちじ)を泊めし□の音 夏目成美(なつめ せいび)
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朧夜や吉次を泊めし椀の音(おぼろよや きちじととめし わんのおと)
てかぽこ
吉次というのは伝説の人物です。
金を売り買いする商人で、牛若丸を奥州の藤原秀衡にひきあわせたといわれています。
遠い昔の吉次の一行を、自分の家に泊めた光景を想像して詠んだ句です。
食器の音が賑やかに聞こえてくる夜、外はのどかな朧月。
問題2 次の俳句の□に入る言葉は何でしょう?
□□の重い扉だ 住宅顕信(すみたく けんしん)
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春風の重い扉だ
12文字の自由律俳句です。
作者は23歳の時に急性骨髄性白血病を発病しました。
病室に吹き込む春風でしょうか?
問題3 次の俳句の□に入る言葉は何でしょう?
馬上十里□なるてふてふ一つ見し 森鴎外
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馬上十里黄なるてふてふ一つ見し(ばじょうじゅうり きなるちょうちょう ひとつみし)
馬に乗って十里の道を進軍していた時に、黄色い蝶がひらひらと馬の前を横切っていった。
のどかな風景ですが、戦場で詠まれた句です。
森鴎外は陸軍の軍医として、日露戦争に出征しています。
俳句クイズ24
石橋秀野,与謝蕪村,住宅顕信,
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