問題1 次の言葉は、源氏物語の中の誰の言葉でしょうか?
いかまほしきは命なりけり
(私の行きたいのは生きる道の方でございます)
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桐壺更衣
てかぽこ
光源氏の母親、桐壺更衣。
特別に身分の高い出自ではありませんが、桐壺帝の寵愛を一身に受けていたため、他の女御、更衣たちから憎まれて、様々な嫌がらせを受けて、ついに病に倒れます。
「私を残しては逝けますまいね」と問いかける帝に「私の行きたいのは生きる道の方でございます」と和歌で返します。
生きることを切望しながら桐壺更衣は世を去ります。
問題2 次の言葉は、源氏物語の中の誰の言葉でしょうか?
灰になりたまはむを見たてまつりて 今は亡き人とひたぶるに思ひなりなむ
(灰になるのを見させていただいて、もう亡くなってしまった人だとひたすらに思い切ろう)
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桐壺更衣の母
桐壺更衣の母は、由緒ある家柄の出身で、教養もある人でした。
しかし、桐壺更衣は帝に愛され過ぎたために、後宮の他の女性達からの激しいいじめを受け、体が弱り亡くなってしまいます。
たった一人の娘を失った母親の嘆きは痛ましいものでした。
「火葬で灰になるところを見て、諦めをつけましょう」と気丈にふるまって娘の死を受け入れようとします。
問題3 次の言葉は、源氏物語の中の誰の言葉でしょうか?
これに足らずまたさし過ぎたることなくものしたまひけるかな
(あの方は、足りないものもなく、過ぎたることもないなあ)
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