問題1 次の言葉は、源氏物語の中の誰の言葉でしょうか?
伊予介に劣りける身こそ
(伊予介にも劣ったわが身だ)
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光源氏
てかぽこ
伊予介(いよのすけ)は空蝉の夫です。
空蝉は上流貴族の娘として生まれましたが、父が亡くしたため「伊予介」(いよのすけ:伊予国[現在の愛媛県]を管轄する官僚)を務めている年老いた男の後妻となりました。
一度は源氏と関係をもってしまった空蝉ですが、その後は源氏を拒み通しました。
問題2 次の言葉は、源氏の君の言葉です。この言葉をかけた相手の女君は?
げに、いづれか狐なるらむな。ただはかられたまへかし
(なるほど、あなたと私、どちらが狐でしょうね。ただ、化かされておしまいなさい)
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夕顔
源氏の君が乳母の見舞いに訪れた時に出会ったのが夕顔です。
源氏の君も夕顔もお互いに素性を明かさずに逢瀬を重ねます。
ある日、源氏の君が「もっとゆっくりできるところへ」と夕顔を誘うと、夕顔は「普通の振る舞いとは様子が違って、何だか怖いです」と怯えます。
その様子のあまりの愛おしさに源氏の君が「あなたと私、どちらが狐でしょうね。ただ、化かされておしまいなさい」と応じたのです。
しかし、源氏の君が夕顔を連れていった廃院で、夕顔は命を落とすことになってしまいます。
問題3 次の言葉は、源氏物語の中の誰の言葉でしょうか?
雀の子を、犬君が逃がしつる
(雀の子を犬君が逃がしてしまったの)
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