問題1 次の言葉は、光源氏の言葉です。言葉をかけた相手は誰でしょうか?
あな、いみじ。心憂きめを見せたまふかな
(ああ、ひどい。つらい目をお見せになるのだね。)
答えはこちら
葵の上
てかぽこ
源氏の君の最初の正妻、葵の上です。
源氏の君とは、冷えた夫婦関係でしたが、結婚後10年ほどして、懐妊します。
しかし、産気づいた葵の上に物の怪が憑りつき苦しめます。
息も絶え絶えになった葵の上を源氏の君は「このような時こそ、可愛らしさやなまめいた様が現れて美しい」と思い、手を取って「ああ、ひどい。つらい目をお見せになるのだね。」と声をかけて泣いてしまいます。
必死に慰めの言葉をかける源氏の君。
しかし、葵の上の声や気配が六条御息所のそれに変わってしまいます。
問題2 次の言葉は、光源氏の言葉です。どの女君に対する言葉でしょうか?
などか、なのめなることだにうち交じりたまはざりけむ
(どうして、わずかばかりの欠点すら少しも混じっていらっしゃらなかったのだろう)
コメント