問題1 光源氏の息子、夕霧に「容姿はさして優れてもいないな。こんな方でも、父はお見捨てにならなかったのか」「向かい合ってお顔を見るのも気の毒になる」と思われてしまった女君は?
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花散里(はなちるさと)
花散里は、桐壺帝の麗景殿の女御の妹という高い身分の女性です。
あまり美しくはないですが、性格が穏やかで、それでいて聡明な女性です。
着物の染色や針仕事もとても得意。
源氏物語の女君の魅力は容姿だけではないのですね。
問題2 源氏物語の中で、「世間の人とは違って内気でいらして、人に悩んでいると思われることが恥ずかしいとお考えになって、なんでもない風にしていた」と評された女君は?
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夕顔(ゆうがお)
夕顔は頭中将の恋人でしたが、正妻の圧力におびえて身を隠していました。
おとなしい女性だったのですね。
後に源氏の恋人となりますが、物の怪のために急死してしまいます。
問題3 光源氏に「出会った多くの女性たちの中でも思慮深く、それでいて魅力にあふれた点では、並ぶ人はいなかった」と絶賛された女君は?
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朝顔の姫君
源氏にとっては、父方のいとこにあたる姫君です。
源氏から長年求愛されますが、六条御息所のように苦しみたくない彼女は拒み通し、生涯独身を貫きました。
冷静で聡明な女性だったのですね。
問題4 光源氏から筆跡を「無造作な走り書きも抜きんでて優れた筆跡」と評された女君は?
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六条御息所
源氏への愛と憎しみに苦しんだ女君です。
16歳で皇太子の妃になり、女の子を出産したものの、20歳で未亡人となった後、7歳年下の源氏の恋人となります。
嫉妬深いイメージの六条御息所ですが、教養深く、源氏にとっては良き相談相手でもありました。
問題5 光源氏から筆跡を「当代の名手だが、あまりに洒落すぎていて癖がある」と評された女君は?
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朧月夜
桐壺帝の右大臣の六の君(六番目の娘)で、弘徽殿女御の妹です。
朱雀帝に入内するはずが、桜花の宴で源氏と出会い恋に落ちてしまう奔放で魅力的な女君らしい筆跡ですね。
問題6 源氏物語の中で「不思議なほど無口で、ぼんやりとばかりしていらっしゃって、ひどくつらく思う事も人に漏らすことはめったにない」女性だったと評された女君は?
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浮舟
源氏物語最後のヒロインは小柄で気弱な浮舟です。彼女は八の宮の娘で薫の愛人となりますが、後に匂宮にも求愛され、苦悩の末に入水を図ります。
しかし、そんな弱々しい浮舟が最後に自分の意志で出家をし、男性と会わずに生きていく事を選んだところで源氏物語は幕を閉じます。
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