俳句クイズ8

問題1 次の俳句の□□に正しい文字を入れてください。
□□□寒鶏の骨打つ台所  寺田虎彦

答えはこちら

そぞろ寒鶏の骨打つ台所 
(そぞろさむ とりのほねうつ だいどころ)

てかぽこ

そぞろ」とは何となくという意味です。
はっきりと理由のない事をいいます。
台所で鶏をさばいている音を聞いて、何となく寒さを感じたんですね。

問題2 うっすらとした寒さを表現する季語はどれですか?
1)秋寒 2)うそ寒 3)肌寒

答えはこちら

2)うそ寒(うそさむ)

てかぽこ

「うそ」は「薄」が変化したものといわれています。

問題3 夏の季語「薬降る(くすりふる)」の「薬」とは何のことでしょう?

答えはこちら


てかぽこ

陰暦5月5日の正午ごろに降る雨を「薬降る」といいます。
現在ですと6月の半ばごろになります。
この日は「薬日(くすりび)」ともいい、山や野原で薬草を摘む習慣がありました。

問題4 次の俳句の□□に正しい文字を入れてください。
□□や闘志いだきて丘に立つ  高浜虚子

答えはこちら

春風や闘志いだきて丘に立つ 
(はるかぜや とうしいだきて おかにたつ)

てかぽこ

強い向かい風ではなく、穏やかでやわらかい「春の風」と「闘志」という強い言葉の組み合わせが面白く素敵な句ですね。

問題5 次の俳句の□□に正しい文字を入れてください。
□□□□の肱(ひじ)のしびれや春の宵 佐藤紅緑(こうろく)

答えはこちら

うたたねの肱のしびれや春の宵
(うたたねの ひじのしびれや はるのよい)

てかぽこ

宵とは6時ごろのことです。
春の日差しの暖かさに肱をついたまま、うたた寝をしてしまっていました。
目が覚めると夕闇が迫り、肱もしびれていました。
平和で幸せな気持ちになる句ですね。

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