俳句クイズ19

問題1 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
□□芭蕉にのりてそよぎけり
 宝井其角(たからい きかく)

答えはこちら

雨蛙芭蕉にのりて戦ぎけり(あまがえる ばしょうにのりて そよぎけり)

てかぽこ

「雨後」と題する句です。
大きな緑の芭蕉の葉っぱが揺れています。
葉っぱには同じ緑色をした雨後のアマガエルが乗っていて涼しげに揺れていたのですね。

問題2 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
夢に舞ふ□美しや冬籠 松本たかし

答えはこちら

夢に舞ふ美しや冬籠(ゆめにまう のううつくしや ふゆごもり)

てかぽこ

作者は能役者の家系に生まれましたが、病弱のため役者の道は断念せざるを得ませんでした。
断念した能を夢の中で舞っているのですね。
それを「美しや」と。
冬の寒さと病気のための「冬籠」という現実と夢の中の美しさ。

物寂しくやるせない気持ちが伝わります。

問題3 次の俳句の□に正しい言葉を入れてください。
もらひ来る茶わんの中の□□かな 内藤鳴雪(ないとうめいせつ)

答えはこちら

もらひ来る茶わんの中の金魚かな (もらいくる ちゃわんのなかの きんぎょかな)

てかぽこ

内藤鳴雪は、明治から大正時代を生きた俳人です。
金魚をわけてくれる時にビニールなどではなく、茶わんに入れて渡してくれたのですね。
きっと帰り道はそうっと茶碗を手で包んで歩いて帰ったのでしょう。
白いお茶碗に赤い金魚が泳いでいる姿が想像されますね。

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